2015-02-14

ワイドミラーの異音対策

ルームミラーに被せるタイプのワイドミラーを使っています。
振動でカタカタ・ビリビリと異音を発していて悩んでいたのですが,意を決して対策しました。

これまで,異音が発するようになったらちょっと触ってやることで収まるものの,高速道路の段差程度のきっかけが与えられることですぐに鳴り出すので,とても気になっていました。
今回の対策手法は不可逆的な加工なので少し覚悟が必要でしたが,結果的に恒久的な対策ができました。

 これが取り外したワイドミラーの裏側です。(ミラーの面はこの写真では床側。)
4カ所ある爪のうち矢印を付けた2つの爪がバネでスライドできて,純正のルームミラーをつかむ構造です。



スライドできる爪を指で広げた状態です。この可動部が異音の発生源でした。






使用した道具・材料です。
左はコニシボンドの「バスボンドQ」という充填剤です。本来,お風呂のタイル接続部などの防水シールをするためのものです。シリコンシーラントの類は,少量の高級品と多量の安価なものがいずれも400円前後で売られています。安価で少量なものはないので,結果的に比較的高級なものになりました。
右は充填するのに使うプラスチック製の注射器で,80円ぐらいでした。



写真の黄色い矢印で指し示したような可動部にアクセスできる隙間から,注射器で充填剤を充填しました。
このとき,可動部を何度も動かしながらできる限り多量に注入します。
一回固まってしまったらもうやり直しはできないし,量が少なくて音を発している部分(可動部のどこかまでは分からない)の隙間を埋め切れていなければ失敗なので,思い切りはみ出てくるまで充填します。はみ出ても,この面はワイドミラーと純正ミラーとの間で見えなくなるので見た目には影響しません。

充填が終わったら,硬化する前に純正ルームミラーに取り付けました。位置の調整などはこのときに慎重に済ませます。(純正ミラーごと動かす角度等の調整はいつでもできますが,純正ミラーのどこを掴ませるかの調整はこのときが最後のチャンスになります。)

充填剤の説明では,表面が硬化するまで10-20分→表面から2mmまでの硬化まで5-8時間→表面から4mmまでの硬化まで8-15時間ということでした。また,空気中の水との化学反応で硬化するとのことで,温度・湿度は高い方が速く固まるということでした。
丸1日安静にさせておいて,翌日走った時には全然音がしなくなりました。現在施工から3週間程度経ちましたが,異音の再発もありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿