2010-12-25

スタッドレスタイヤ装着

凍結シーズンを迎える前に,スタッドレスタイヤに交換です。約27,500 km。

春に外して保管していたミシュランのX-ICE XI2を装着しました。
X-ICE XI2は回転方向に指定があるので,前回装着時と比べて前後でローテーションをしました(FR <-> RR, FL <->RL)。
前回フロントだったXI2は表面の一番浅い溝はほとんどなくなってしまっていましたが,深い切れ込みやピンサイプはまだまだ余裕があります。この調子ならもう1ローテして4シーズンぐらいはいけるでしょう。(摩耗的にはもっといけそうですが,ゴムの質的に安全なのはそのぐらいかと。)

XI2は保管時に約150 kPaまで空気圧を下げていたので,タイヤショップ推奨値の220 kPa(4輪とも)に調整しました。

外したノーマルタイヤ(純正のTOYO PROXES R31)は水洗いして,しっかり乾燥させた後,約150 kPaまで空気圧を下げてからビニール袋に入れて保管しました。やはりフロントはブレーキダストがしっかりこびりついていて重労働でした。

ついでに洗車もして,気持ちよく年末を迎えます。
走りを楽しむのは,春まで封印です。

2010-12-19

オイル交換(27,000 km)

前回22,000 km(マツダセーフティチェック時)から5,000 kmほど走行したのでオイル交換しました。

前回と同じくMobil-1 DE 5W-40の4 L×1缶。ガスケットも交換。
古いオイルはオイル処理箱に吸わせて燃えるゴミとして処分。

2010-11-21

Auto Exe プレミアムテールマフラー


Auto Exeのステンレス製プレミアムテールマフラーを装着しました。

走行距離: 24,778km
価格: \52,500 (北関東マツダ)
取付工賃: \5,250 (北関東マツダ)

純正のマフラーはうれしい音がしません。まさにZoom-zoomに非ず…。同じエンジンなのに,アクセラの1500 ccはノーマルで結構良い排気音がするのですが。
マフラーの径を見てもその差は歴然で,アクセラは1500 ccエンジンの低速トルクを捨ててブン回すことで重い車体を走らせているのに対し,軽いデミオでは低速トルクをキープして燃費を上げることの方が優先されているようです。

見た目にもあまりにも格好が良くないという要素も加わって,ずっと企んでいたマフラーの交換をしました。

Auto Exeはマツダ系アフターパーツ屋さんで,ディーラーで販売しているし,車検対応も確実と言うことで選択しました。音も大きさとしてはノーマルと大差ないというレビューもありましたので。

取り付けはディーラーでお願いしました。ノーマルのマフラーも,箱に梱包してもらって持ち帰りました。後部座席を倒せばなんとか積め込めるサイズです。


肝心のプレミアムテールマフラーは,評判通り音の大きさはノーマルと大差ないように思いますが,音の高さ,音質はだいぶ変わりました。
使用感は,高回転までスムーズに回るようになった印象です。

ノーマルの時は,3000rpmぐらいで一回息継ぎがあった後3600rpmのバルブタイミングの切り替えがあって回転が上がっていく感触があったのですが,装着後は特に何も感じずに3600rpmを迎える感じになりました。また,全体的に高回転域での加速がスーッと上がっていく感じになりました。

ちなみに,装着前は普段は2700rpmぐらいの排気音の共鳴を目安にシフトチェンジしていたのですが,装着後はそれがなくなってしまったので気がつくと4000rpm越えしていたりします。しばらくは人為的な燃費の悪化が見られそうです…。

2010-09-26

新型アクセラ試乗

18ヶ月点検の作業待ち時間に,「ご実家はまだアクセラお乗りいただいているんですか?もしよろしければ,i-stop付いた新型の試乗車があるので乗ってみませんか?」と勧めてもらったので試乗させてもらってきました。
というわけで,本エントリーはマツダの回し者になって試乗レポートです。

試乗したのは2000ccの真っ赤なアクセラスポーツ。
結果から言うと,今回の短い試乗ではi-stopは試せませんでした。

というのも,i-stopはエンジンを止めることが不利益になる可能性のある状態では作動しません。
今回試せなかったのは,
  • 試乗車がしばらく動いてなくてバッテリーが万全でなかった。
  • 天気が良くエアコンが強風で稼働していた。
という要因でした。それぞれ,「少しでもエンジンを動かしてバッテリー充電に充てたいときはエンジンは止めない」,「エアコン急冷中はエンジンを止めてしまうとコンプレッサーが動かず冷風がぬるくなってしまうのでエンジンは止めない」という介入によるものだそうです。

他にも,ハンドルを45度以上切っている状況では,右左折時に横断歩道の歩行者を待っていてすぐに発進する状態と判断して止めないそうです。

ホンダのインサイトのアイドリングストップシステムがブレーキランプと連動しているだけなのに対して,エンジンやドライバーにとって「どんな条件の時に止めない方がよいのか」に主眼を置いたシステムなんだそうです。

とりあえずエコっぽけりゃ何でも受け入れられる現代で,車の性能を損なうようなことのないように地味ながらおそらく結構大変であろう制御系を組んでいることは評価できる点だと思いました。

i-stopはともかくとして,新型アクセラの乗り味はとても良かったです。
足も適度な固さとしなやかな追従性があり,同クラスの国産車とは別格です。(最近職場でエアウェイブを買った人がいるので新車状態で比較できますが,比較にならない…。)
デミオと比べるとやはり車が大きい分カツカツとした衝撃がうまく吸収されていて快適性は一回り上ですね。

18ヶ月点検

走行距離: 22,687 km

ディーラーでマツダセーフティーチェックの18ヶ月点検をしてもらいました。
特に異常はなし。

交換のオイルは今回もMobil 1 Driving Excellence 5W-40を持ち込んで使ってもらいました。
前回の12ヶ月点検からの間に1回自分でオイル交換をしていたため,18ヶ月点検のメニューにないオイルフィルタの交換も追加でお願いしました。
オイルフィルタまで交換すると新しいオイルが4Lでは少し足りないとのこと。不足分は200 mL程度で,Lower levelよりも上には達するので,「オイルはほとんど減りませんが,ご自分で追加できるようならしていただいた方が良いです。」とのこと。丁寧に説明していただけてよかったです。

作業中は新型アクセラの試乗を勧めてもらって遊んできました

2010-06-28

オイル交換 Mobil 1 DE (5W-40)

ODO: 19,122 km

オイルを交換しました。
5,000 kmサイクルで考えていますが,しばらく暇がとれないので少しだけ前倒しです。

実は自分で交換するのは初めてです。
交換するのはおなじみのMobil 1 DE (5W-40)で,ネット通販でまとめ買いしてあるものです。
前回は1年法定点検の時にディーラーでフィルターも交換してもらっているので,今回はオイルだけです。

まずは,オイルドレンの位置の確認です。写真は手前がフロント,奥がリア側です。
フロントバンパーの下に肩まで入れて寝そべった状態で,ドレンボルトまでそこそこ手が届くぐらいの距離です。

ジャッキアップして右フロントタイヤを外すと作業が楽になるようですが,ジャッキアップなどは無しでそのまま作業しました。

オイルを抜くためのドレンボルトは,オイルを貯めておくオイルパンに,リアの方を向く形で着いています。デミオのドレンボルトは六角のキャップ部分がM19,オイルパンにねじ込むボルト部分がM14です。従って,ドレンボルトを回すための工具はM19,ドレンボルトを締めるときに密閉させるためのガスケット(パッキンとも呼ぶ)はM14(マツダ車用として売っているもの)を選びます。

オイル処理箱(300円ぐらい。段ボールの中にビニール袋,その中に綿(オイル吸収材)が入っていて,燃えるゴミとして処分できるようになる)をドレンの下に置いて,M19の工具でドレンボルトを外し,古いオイルを排出します。
このとき,エンジンが少し暖まっているとオイルの粘度が下がってよく排出されますが,走行後はとても熱くて,ドレンボルトを外した瞬間に手にかかるときに火傷をします。今回は走行後だったので,1時間ぐらい放置してから作業開始したらお風呂のお湯ぐらいの温度でした。

排出時は,最初「ドバー」→20秒ぐらいで「ちょろちょろ~」→3分~10分ぐらいにかけて「ポタッポタッ」となります。最初は勢いが良すぎて手にかかります。しかもドレンボルトももってかれてオイル処理箱の中に行ってしまいました。(後でつまみ出すだけですが。)
出始めたら,エンジンルームのオイルフィラーキャップを開けてやると出が良くなると思います。

満足するまで排出しきったら,ドレンボルトを付けなおします。
このとき,ドレンボルトに着いているガスケット(アルミの輪っか)を交換します。ガスケットは,ドレンボルトをしっかりしめることで潰されて,それにより密閉します。(それゆえ,アルミのような柔らかい金属が使われます。)潰されることで密閉するので,基本使い捨てで,うまく必要最低限の力で締めていれば何回か使うこともできます。
ここで失敗してもしょうがないし1個100円しないものですから,使い捨てをおすすめします。(本業で真空装置を締めるときも,失敗したくないところは毎回新しい金属ガスケットを使います。)

ドレンボルトをしっかり締めたら,エンジンルームのオイルフィラーキャップから新しいオイルを入れます。漏斗を使わないと難しいです。(私はこぼさず漏斗に入れるのすらギリギリでした。ましてや直接注ぐなんて…)

デミオのオイル規定量は約4Lなので,3.5Lぐらいで一回止めて,オイルレベルゲージで確認します。すると,ほぼ上限量でした。
ただし,まだエンジン内部にオイルが行き渡っていないので,この段階で一回オイルフィラーキャップを閉めて,エンジンをかけます(約1分)。再度オイルレベルゲージを確認すると,上限と下限の真ん中ぐらいになりました。そこで,残りを全部投入し再度エンジンをかけてみて確認するとちょうど上限ぐらいになりました。結局,4Lでちょうどということのようです。

最後に,オイル漏れがないか確認し,また少し走った後でオイル漏れと量の異常がないか確認して完了です。

自分でやるのはほんの少しまとまった時間とか,場所(例えば休日の職場の駐車場とか快適。例えば。)が必要ですが,楽しいです。


まとめ:使ったもの
  • 新しいオイル(4L缶×1)…約4000円
  • オイル処理箱…約200円
  • 可燃ゴミ袋(オイル処理箱を丸ごと入れてそのままゴミに出す)…数十円?
  • 19 mmのレンチ…いくら?
  • 新しいガスケット(マツダ車用14 mm)…約100円
  • 漏斗(オイル用の,じょうろっぽい形のもの)…約500円
  • ウエス(ペーパータオル)…10枚ぐらい。100円分ぐらい?
漏斗や工具は何回でも使えますから,オイル以外の消耗品は500円ぐらいでしょうか。プロに頼んだ場合の工賃は1000円なので,手間やすべて自己責任であることなどを考えると決して節約にはなりませんので,あしからず。

2010-04-04

PIAA スポルザ シリコートワイパー

PIAAのスポルザ シリコートワイパーです。
納車時に付けた普通のシリコートワイパーのブレードがバネがへたって拭き残りが出るようになってきたので,スポイラー付きのスポルザにグレードアップしてみました。高速走行時にワイパーをしっかり押さえつけるダウンフォースが働く,との謳い文句です。まあそんなに効果はないでしょうけれど…。ちなみにPIAAにはもっと大きいスポイラーの付いた輸入車対応・ビッグスポイラーというのもありますが,これは個人的には下品に感じます…。スポルザぐらいがちょうど良い。

サイズは普通のPIAAのワイパーと同じで
 運転席側:#81
 助手席側:#3
です。

カラーは,ブラック,カーボン,クロームとあって,柄だけのカーボン柄というのが気に入らなかったのと,クロームは下品と思ったのでブラックが良かったんですが,#31以上のサイズはブラックの設定がなかったので,カーボンにしました。
しかしそれでも#31というサイズがカーショップ(スーパーオートバックス,イエローハットともう1店ローカル店を回りましたが)に置いてなく,Yahoo!ショッピングで取り寄せました。

交換はいたって簡単で古いのを抜いて新しいのを差すだけです。
ただし#81はデミオや他の一般的な車種用のU字フック仕様をそのまま使えばいいのですが,#3はなぜかU字フックからトヨタのねじ固定用に変換するためのアタッチメントが付いている(ワイパー自体はU字フック仕様)ので,それを抜き取ってから取り付けます。#3はトヨタのメジャーな車に合うサイズなんでしょうか。
交換の作業時間は5分程度です。

2010-03-22

タイヤ交換

スタッドレスのMichelin X-ICE XI2から,純正ノーマルのToyo PROXES R31への交換です。
ODO: 14,610km。スタッドレスでの走行距離2,930km。

せっかくなので,右フロントを例にとって手順を追って…。

まず,ジャッキアップなど何もしない状態で,交換するタイヤのナットを4本ゆるめます。それぞれ1回転ぐらい。







次にジャッキアップしますが,その前に対角のタイヤに輪止めをかけます。この場合は左リア。左フロントや右リアは,右フロントをジャッキアップしたときに一緒に上がってしまうので,逆に一番しっかり接地する左リアに輪止めをかけるのです。





輪止めを確認したら,右フロントをジャッキアップします。ジャッキをかける位置は,ジャッキアップ位置を示す二つの切り欠きの間です。







どんどんジャッキを回してあげていくと,サスペンションが伸びていきます。サスペンションが伸びきると,いよいよタイヤが浮き始めます。車体は斜めに上がっていくので,このときタイヤが地面と擦れながら浮き多少音がしますが大丈夫です。サスペンションが伸びきってタイヤが浮くようになるには,結構なジャッキアップ量が必要です。このぐらい上がります。

ゆるめてあったナットを完全にゆるめて取り除き,タイヤを取り除きます。マグネシウムホイールでも使っていない限り結構重いのと,ナットを取っていくと傾いてくるので,かなりの力仕事になります。
タイヤを取ってしまうと,こんな状態になります。せっかくの機会なので,ブレーキ周りを観察したりおかしそうなところや錆びてはいけないところの錆びはないかなど点検をすると良いでしょう。
ついでに,取り付け部分の汚れをぬぐってあげます。ゴミなど挟み込んでいると,新しいタイヤの取付に良くないです。

新しいタイヤのホイール側の取付部も軽くぬぐってあげてから,取り付けます。これも外すときと同様で結構な力仕事。ホイールは外側に荷重が偏っているので,普通に持ち上げただけだと真っ直ぐ(地面と垂直)になりません。そこは力です。





タイヤを取り付けたら,ナットを取り付けます。ナットの奥側はアルミホイールに押しつけられる部分なので,ここに汚れがないようぬぐっておくべきです。ナットは手で回せる程度に締めます。タイヤの傾きによって締まりやすい部分と途中までしか締まらない部分があるので,しっかりとタイヤをキャンバーに合わせて押しつけてから締めるか,ハブの回転フリー(前輪ならギアをニュートラル,後輪ならサイドブレーキを解除)にしておいてタイヤを回しながら順番に締めていくと良いです。


タイヤを仮取り付けしたら,ジャッキを降ろします。しっかり降ろしきり,ジャッキを撤去します。

ナットを本締めします。もちろん対角締めをします。
適正な締め付けトルクで均等に締めるためにはトルクレンチが便利だし安心です。柄も長いので必要なトルクも簡単にかかります。

これで取付は完了。4本とも同様に交換します。注意としては,先ほど書いたように作業するタイヤのハブを回転フリーにする場合,対角のタイヤ(輪止めをしたタイヤ)が回ってしまわないようにブレーキをします。フロントを交換中はサイドブレーキをしっかり引いておきます。リアを交換中はギアをRないし1に入れておいてエンジンブレーキにしておきます。作業中に車が転がったりしたら,周りにも危ないし,ジャッキが倒れてタイヤのない部分が地面にたたり付けられて車が壊れます。

4本とも交換が終わったら,近所を1周走って,もう一度規定トルクで締め直しをします。さらに次にそれなりの距離走った後にもう一度規定トルクでの締め直しをします。これで完了。

デミオスポルト純正タイヤ Toyo Tire PROXES R31 使用状況

インプレという程でもないですが,スタッドレス装着前に外したままにしていた純正のToyo Tire PROXES R31の摩耗状況など参考に。

ちなみに購入以来このタイヤでの走行距離は11,630km。

これが外したホイールです。フロントはブレーキダストで真っ黒です。リアはドラムブレーキなのでダストがないのできれいなものです。



次に,フロントとリアの状態を比較です。









左がリア,右がフロントです。FFなので,ほとんど全ての負担がフロントにかかってくるので摩耗状況に極端な差が出ます。加速とブレーキングなどでは仕方ありませんが,コーナリングではリアの使い方も少し考えるのがよいのかも知れません。

今回スタッドレスから交換するにあたってはローテーションを実施しました。FFの一般的なローテーションとしては,
 前右→後左
 後左→後右
 後右→前右
 後左→前左
です(回転方向指定なしのタイヤの場合)。フロントは特に回転方向に依存した摩耗をするので,リアに回すときに回転方向を逆転させます。次回のローテーションでは,回転方向が最初とは逆になった状態でフロントに戻ることになります。

2010-03-14

Michelin X-ICE XI2 レビュー

前回装着したミシュランのスタッドレスX-ICE XI2で何回かアイス/スノー路面を走ったのでレビューです。

東北地方に行く機会があり,つるつるに凍った路面を走りましたが,よく走りました。スタッドレスタイヤが初めてなので,スタッドレスがすごいのかX-ICE XI2がすごいのかは分からないところですが,ライバルメーカーのエンジニアの友人が「氷では正直X-ICEにかなわない」と言っていたので,X-ICEの恩恵も大きいと思って良いでしょう。
特に,夜中に氷に覆われた駐車場で,自分の足で立つこともままならず車にすがりながら乗り込んだようなコンディションでも,しっかり走れて止まれるのには驚きました。勿論,「急」の付く操作をしたら滑りますが…。アイス路面は合格です。

次はスノー路面です。首都圏が大雪に見舞われたとき,ちょうど高速を走っていました。途中から他の車のタイヤの跡も黒でなく白くなってきて,ラインも雪で見えなくなってしまいました。写真の次のICからはチェーン規制です。普段のような速度だと,時々フロントがグリップを失ってスルスル…と滑っていきます。風が吹くとこれまた滑っていきます。ドライ路面で強風の時はハンドルを取られて流されていきますが,ハンドルを取られることなく気がついたらグリップがなくなってて流れていくのは不思議な感覚になります。ですがしっかりと修正が効きましたし,70km/hぐらいに自重していればほとんど緊張することなく走れました。というわけで,スノーも合格です。
ちなみに,この日は私の通った直後にいろんなところで単独事故が起きて通行止めになったそうです…。

スタッドレスでケチって車をぶつけて何十万の修理ってことになったらばからしい…ということで保険として購入したX-ICE XI2ですが,今年は何度か大雪がありしっかり元が取れた感じで変な満足感があります。

2010-01-18

Michelin X-ICE XI2

ミシュランのスタッドレスタイヤ,X-ICE XI2を装着しました。
サイズは185/55R15 82Tです。
ホイールは,A-TECH シュナイダー プレストの15インチで,リム幅6.0J,オフセット-15です。

主な活動範囲が北関東なので,雪が降ることは珍しいし積もることもほとんどないですが,夜は氷点下まで冷えるのでよく路面が凍結しています。深夜に帰宅することが多いので保険として,また観光などでより北の方へ行くこともためらわずに済むようにと思い切って購入しました。

X-ICE XI2を選んだのは,スタッドレスタイヤの開発技術に関してはミシュランがメジャータイヤメーカの中でも頭一つ抜け出ているからです。

デミオSPORTの純正夏用タイヤはトーヨータイヤのPROXES R31,サイズは195/45R16,ホイールはリム幅6.5Jです。スペックシートを見るとこの外周は583mmのようです。そこで,まずはこの外周がなるべく変わらないように,X-ICE XI2の15インチのサイズから最適なものを選びます。すると,185/55R15が最も近い585mmです。(純正夏タイヤの扁平率45を持つようなスタッドレスタイヤは存在しないので,16インチでは近い外径のものがありません。)リム幅は6.0J(±1許容)なので,15インチ,リム幅6.0Jのアルミホイールも付けました。

今回購入したのはフジコーポレーション・スペシャルブランド練馬店です。ここはミシュランのホームページで販売店として紹介されています。ミシュランは国内メーカーのように販売店網を持たないので,ホームページで紹介されているショップが,国内メーカーで言う自社販売店に当たるような最も信頼できる販売店といえましょう。
実際,商品手配・入金確認・入荷に関する連絡などもかなりこまめにしてもらえて安心できましたし,取付当日の仕事や応接も非常に正確・丁寧で,大変好感を持てました。夏タイヤの処遇についても,こちらから聞く前に「外した夏用タイヤは袋に入れて後部座席に積めばよいですか?」と言ってもらえて,とても楽ちんでした。またお世話になりたいと思えるお店です。

肝心のX-ICE XI2ですが,ドライ路面を走って特に不満を感じることもありませんでした。すぐに高速を走行しましたが,スタッドレスに欠けると言われがちな高速道路の安定性にも配慮していると謳っているだけあってスタッドレスとしては十分快適です。ただ,車線変更などですっと収まってくれない不安定感を覚えます。あまり良い表現が浮かばないのですが,デミオの13Cに試乗したときに車線変更テストで感じた不安定感に似ていると思いました。

その後凍結した道路を走る機会が少しだけありました。夏タイヤではABSが働いてしまうようなケースでも,ABSが作動せずにそのまま止まれることが多いです。アイス路面の運転で一番大切なのはドライバーの丁寧な操作に尽きますが,それを最大限サポートしてくれるスタッドレスタイヤとして大変満足できるタイヤです。