2009-09-06

オートクラフト京都 オフセットナンバーステー 取付け

オートクラフト京都のDEデミオ用 オフセットナンバーステーです。ラジエータの空気導入口を塞いでいるナンバーを移設することでラジエータの冷却効率を改善するための割と手軽なチューニングパーツです。

最初の写真はナンバー移設の効果の説明です。空気導入用グリルは結構広めに見えますが,実はラジエータの面積は真ん中の青線の部分だけなので,空気導入口(青線)の1/3ぐらいの面積をナンバー(赤線)が塞いでいるのです。ナンバー移設後(黄線)は,グリルに重なる面積は大して変わらないように見えますが,実際にはラジエータがある面積(青線)とはほとんど重ならないため,単純に見積もるとラジエータの空気導入が150%に改善することになります。
デミオは熱的に優れているとは言えない車です。低速度域の高回転ドライブ(=タイトな山道など)をするとすぐに水温が100度を超えてしまいます。一つの目安として水温が100度以上に上がるというのは冷却の改善が望ましい状態ですので,手軽な冷却効率の改善をします。

価格はオートクラフト京都さんからの通信販売で5,800円。キャンペーン値引きで-5%と送料1000円でした。ちなみに,購入検討段階で,どのぐらいボディからつきだしてしまうのか相談したところ,詳細な写真をお送りいただけました。丁寧なお店です。取付マニュアルに加え,納品書,請求書等もしっかりしたものが添付されていて好印象です。

移設前。ノーマルの位置にナンバーが鎮座しています。








ステーを取り付けるために,牽引フック取付口をマイナスドライバーでこじって開けます。携帯の充電口のように,完全には取れないようになっていました。もちろん今回は取ってしまいます。(ツメが引っかかっているだけなので,ちぎらずに完全に取れます)





ブラケットを取付穴(車体のモノコックフレームに直結)に入れて締めていきます。最終的にはブラケットの頭が取付穴より奥に少し入ることになるので,モンキーやスパナでは締められません。ソケットレンチで締めます。一番基礎となるところなので,右フロントのサスペンションが伸びて車が傾くぐらいこれでもかと締め上げます。




ブラケットにナンバー固定用プレートを取り付けると最初の写真のような状態になります。このとき,プレートが水平になるように,かつ簡単にゆるんだり回ったりしないように,ブラケットに対して強力に締め上げる必要があります。1つ前のステップで,ブラケットの車体への締め付けが不十分だと,一緒に回ってしまってなかなか水平かつ頑丈に固定することができません。増し締めしたときに斜めになってしまったら,またばらしてブラケットの固定からやり直しなので手間です。

固定用プレートにナンバープレートを取り付けて完了です。
ノーマルのナンバー取付位置がやはり不格好になってしまったので,せめてビスでも入れておきたいものです。






ちなみに固定用プレートとブラケットを固定する穴が2通りあり,オフセット量が2段階選べるのですが,今回はオフセット量が小さい方(中央寄り)にしました。理由としては,
  • オフセット量大だと,フォグランプの照射角とわずかに干渉する。
  • オフセット量大だと,正面から見てナンバーの左端がかなりボディから離れるので,突起物になってしまう。
  • オフセットの効果は,最初の写真に示したように,オフセット量小で十分。
だからです。

参考として真横からの写真です。これでもせり出てしまっています。オフセット量大では,さらに手前に来るのでせり出る量が大きくなります。