2015-08-08

WAKO'S フューエルワン

燃料添加剤の和光ケミカル製フューエルワン(WAKO'S F-1)を使ってみました。

一般名詞は「エンジンデポジットクリーナー」で,給油時にガソリンと一緒に燃料タンクに注入し,ガソリンと一緒に燃焼してエンジン内に溜まった汚れ(カーボン,ワニス,その他ガム状物質)を除去するものです。汚れを溶かしつつガソリンが燃焼する時に吹っ飛ばすようなイメージです。

除去された汚れは,エンジンオイルと一緒に流れたり燃え尽きて排ガスと一緒に排出されたりします。エンジンオイルに流れた汚れはオイルフィルターに捕集されたり,オイルに混ざったままの状態になります。従って,使用後はオイルとオイルフィルターを交換するのが良いです。

今回は,エンジンオイルとオイルフィルターを交換する2回ぐらい前の給油を狙って使用しました。(フューエルワン注入の次の給油では薄まったとはいえまだ少し残っているので,洗浄作用が残っている=オイルはまだ汚れます。)
注入する時には「ガソリン30~60L に付き1本」です。DEデミオは燃料タンクは41Lなので,満タンに給油する時に1本丸ごと入れれば理想的な濃度になります。

 最近低回転時のトルクが若干弱くなったように(発進時に踏み足りなく)感じていたので試してみたのですが,使い始めてから少し良くなりました。
洗浄効果を高めるために,使用中は積極的にエンジンを回しました。街乗りでも普段より1つか2つ低いギアを選び,4000rpmぐらいまでは回すようにしました。

その後エンジンオイルとフィルタを交換した時に,エンジンがとてもスムーズに回るようになりました。トルクも改善しました。通常でもオイル交換をすれば変化を感じるものですが,フューエルワンで除去された汚れが相当オイルに溜まっていたため,ものすごく変化を感じたのだと思います。

ポイントとしては,フューエルワンを使ってすぐはオイルに汚れが出るためあまり効果を感じないが,汚れをすすいだオイルを交換するとその効果が表に出てくるということだと思います。


ちなみに,ディーラーなどでの車検でも「エンジンデポジットクリーナー」を勧められます。これには大きな疑問が2点あります。
  • 使用タイミングが最悪: エンジンオイル・フィルタ交換直後に入れられるので,次の(一般的には半年後の)オイル交換まで汚れたエンジンオイルを使い続けることになります。その間はエンジンのパフォーマンスは悪いですし,デポジットも再付着しやすいはずです。
  • 値段が高い: フューエル・ワンはデポジットクリーナーの定番かつ本命と位置づけられていますが定価1700円です。通販では1200円ぐらいが一般的です。ピットワークのF1というものも,中身はフューエルワンと同等(OEM)で定価1200円です。それに対してディーラーで車検時に使われるデポジットクリーナーは3000円~4000円ぐらいします。
そういうわけで,車検でのエンジンデポジットクリーナーはお断りして車検の1ヶ月ぐらい前に自前でフューエルワン(等)を使うのがお薦めです。

2015-04-11

フロントウインドウが割れる

 駐車していただけで(と思っていました)フロントウィンドウにひびが入りました。
1枚目の写真の2本の矢印がそれぞれひびの始点と終点です。助手席側の頂点付近から,ウィンドウ中心付近までです。
はじめはいたずらだったら色々と面倒だなと心配したのですが,よく観察すると,原因が分かりました。
 ひびをたどると助手席側の端まで続いていて,さらによく見ると…
飛び石傷が起点になっていました。
フロントウィンドウの端に近いところに特異点ができてしまったことで,温度変化の膨張縮小のストレスがここで解放されてしまったようです。







フロントウィンドウは交換修理になりました。
車両保険を使用しましたが,実際の費用としてはマツダディーラーにて10万円弱でした。色々調べてみましたがフロントウィンドウの交換は確かにこのぐらいが相場のようです。保険料率への影響との兼ね合いで考えるとかろうじて保険使用を選択した方が良いという 微妙な金額ではあります。
飛び石傷はしっかり走っている勲章…みたいな考え方もありますが,こんな大きなひびになるとそうも言っていられません。

2015-02-14

ワイドミラーの異音対策

ルームミラーに被せるタイプのワイドミラーを使っています。
振動でカタカタ・ビリビリと異音を発していて悩んでいたのですが,意を決して対策しました。

これまで,異音が発するようになったらちょっと触ってやることで収まるものの,高速道路の段差程度のきっかけが与えられることですぐに鳴り出すので,とても気になっていました。
今回の対策手法は不可逆的な加工なので少し覚悟が必要でしたが,結果的に恒久的な対策ができました。

 これが取り外したワイドミラーの裏側です。(ミラーの面はこの写真では床側。)
4カ所ある爪のうち矢印を付けた2つの爪がバネでスライドできて,純正のルームミラーをつかむ構造です。



スライドできる爪を指で広げた状態です。この可動部が異音の発生源でした。






使用した道具・材料です。
左はコニシボンドの「バスボンドQ」という充填剤です。本来,お風呂のタイル接続部などの防水シールをするためのものです。シリコンシーラントの類は,少量の高級品と多量の安価なものがいずれも400円前後で売られています。安価で少量なものはないので,結果的に比較的高級なものになりました。
右は充填するのに使うプラスチック製の注射器で,80円ぐらいでした。



写真の黄色い矢印で指し示したような可動部にアクセスできる隙間から,注射器で充填剤を充填しました。
このとき,可動部を何度も動かしながらできる限り多量に注入します。
一回固まってしまったらもうやり直しはできないし,量が少なくて音を発している部分(可動部のどこかまでは分からない)の隙間を埋め切れていなければ失敗なので,思い切りはみ出てくるまで充填します。はみ出ても,この面はワイドミラーと純正ミラーとの間で見えなくなるので見た目には影響しません。

充填が終わったら,硬化する前に純正ルームミラーに取り付けました。位置の調整などはこのときに慎重に済ませます。(純正ミラーごと動かす角度等の調整はいつでもできますが,純正ミラーのどこを掴ませるかの調整はこのときが最後のチャンスになります。)

充填剤の説明では,表面が硬化するまで10-20分→表面から2mmまでの硬化まで5-8時間→表面から4mmまでの硬化まで8-15時間ということでした。また,空気中の水との化学反応で硬化するとのことで,温度・湿度は高い方が速く固まるということでした。
丸1日安静にさせておいて,翌日走った時には全然音がしなくなりました。現在施工から3週間程度経ちましたが,異音の再発もありません。